1992年秋
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翌日、私は会社を休み、駒込(北区)の病院に家族で向った。 家内の検査中、私は当時三才の娘と待合室で絵本を読み聞かせながら待った。時々声を詰らせる私を、娘は不思議そうに眺めていた。 検査結果は若いドクターから告げられた。「更に検査を要しますが、高い確率で奥さんは、慢性骨髄性白血病です。」 白血病、それは昨日私の頭をよぎった怖い病名であった。 私も家内も絶望の縁にいた。
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