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読書
翌日…
勇介は弥生さんに背中から抱きしめられながら一緒に精霊王のみが使える魔法が書かれた本を見ていた。
ペラリ…ペラリ…
「う~ん、真新しい事は大して書かれてないね」
「まぁなんだかんだで、必要に応じて結構勇介に教えてたからな」
ペラリ…ペラリ…
「お、ホレ術だぞ勇介?」
ペラリ
勇介はホレ術が書かれたページ見ずに飛ばした。
「こんなの必要ないもん、好きな人は自分の力で振り向かせないとね、弥生さん」
勇介は背中の弥生さんに振り向き答える。
「さいですか、と言うかこれ以上女を増やすと勇介が大変だぞ?」
お雪さんが来て家の女性率はさらに上昇、そして勇介の権力、精力は減少…
「追い討ちをかけるように、最近睦月達もいい感じに成長してきたしね…早くお嫁に行かないかな…」
「将来の夢は勇介のお嫁さんが昔から、そして今の夢らしいぞ?」
…
勇介はそんな現実から逃避するため再び本を読み始めた。
ペラリ…
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