読書

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そんな事など構わず、弥生さんはどんどん切って行く。 ペラリ… 弥生さんが背表紙を切り終えるとそこには― 「やはりまだページがあっか…勇介捲れ」 弥生さんはあくまでも勇介の意志に任せるつもりのようだ。 しかし、ここで捲らないという選択肢はありはしない。 ペラリ… 隠されたページに書かれていた事、それは― 「異世界への門の開き方Vol2!?」 「ほぅ、初代精霊王も行った事はない世界か…面白そうだな、行ってみるか勇介」 魔法界への門を閉鎖したからちょっと暇だし… 勇介は少し考えた、行くか行かないか、ではなく、どんな辞書を持って行けばいいかだ。 言葉が通じないと困るもんな。 「よし、英語の辞書にしよう。それじゃ早速行ってみますか弥生さん」 勇介と弥生さんは英語の辞書と一応武器を持ち魔法界の時と同じように地図に従い精霊界を移動する。
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