161人が本棚に入れています
本棚に追加
「き……きゃあああ!!」
思わず悲鳴を上げ、その場から一目散に退散してしまった。
背後からは、母親が何度も自分を呼ぶ声がしたが、もちろん今のレナには聞く余裕などある筈もなかった。
気付けば、いつの間にかレナの周りは白で、漸く自分が外に居ることを理解した。
「………、仕方……ないよね?、幽霊居たんだし……」
一人、変な解釈をすると、レナはいつもの場所に行くため、元気良く歩きだした。
「何しようかな……」
そう考えるだけで、レナは口元が緩んでいくのがわかった。
最初のコメントを投稿しよう!