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そして、自分が来た道を確認した。
あの青年の姿が無いことを確認すると、漸く安心することが出来た。
「私、何かしたかなぁ……そりゃあ、お母さんを怒らせたりはしてるけど……。まさか、お母さんの祟り?」
誰にともなく呟いては、一人で青くなったり顔を顰めたりしていた。
傍から見れば、ただの変人に過ぎなかったが、村の人たちはそんなレナの様子を微笑ましげに眺めていた。
「レナおねえちゃん、また変な顔になってるよー」
元気のいい声に振り向けば、そこには数人の見知った子供たちが笑いながら立っていた。
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