第三章‡第一節†流れへと導く龍†

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「それじゃ~! シリウスの街案内に出掛けよう」 突然、プロキオンが笑顔でそう叫んだ。 「街案内?」 「おう、仲間探しするにしてもこの街の事を知ってた方がいいだろ?」 「それもあるけど…… シリウスは料理出来る?」 「自炊してたから少しは出来るけど?」 「わ~い 女の子の手料理だ」 「えっと、どういうこと?」 プロキオンの様子にいまいち要領を得ないのでアルデバランに訊くと、 「簡単なことだよ オレたちは交代で飯作ってたから男の料理より女の子の手料理が食べたいってこと」 「ここにいる間はお前も作るだろ? それでプロキオンの奴はハシャいでいるだ」 「そうなんだ それじゃあ頑張らないとね」 「みんな~早く行こうよ!」 十六夜はベテルギウスたちと街へと出掛けた。
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