召喚 ~The Summouns of Opening~

4/14
前へ
/685ページ
次へ
「よっし、完成!」 ……何か、久し振り喋った気がするな。 今日書いた魔法陣は、何か物凄く禍々しいっていうか、何というか…刺々しさがある。 ま、自分で思い付いたのだから、何とも言えないんだけどさ。 ………やっぱり、俺が発動させようとしても動かないよな。 俺はそっと出来上がったばかりの魔法陣に触れてみた。 結局、これが全てを始める失敗だったわけだ。 ………やっぱり無理か。 そう思った瞬間だった。 時計の秒針は止まり、場に静寂が訪れた。 いや、俺以外の時が止まった。 そして、魔法陣が輝き煌めき、光を放った。
/685ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34171人が本棚に入れています
本棚に追加