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何とか、泣き止んで
「よし、それではそろそろ契約を始めるかの?
リオンにはわかるか?」
早速付けてくれた俺の名前で呼んでくれた。
また、涙が出てきそうだ。
「えっと、わかりません」
「契約がわからぬか。
なら、魔力を寄越すだけでよい」
「すみません。
魔力もありません」
「魔力もないとな…?
それではどうやって我を…?」
ティアが不思議そうに黄金の目で見てくる。
「えぇーっと…魔法陣を発動出来るかなぁ~?って、魔法陣に触れてみたら光ってティアが出てきました」
「そうか………。
………………うむ、それでは我の魔力で契約を行おう。
それなら一石二鳥じゃ」
ティアはそう言って俺を魔法陣の上に連れ込んだ。
何が一石二鳥なんだろう?
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