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「正式な手続きは明日にでも2人でしに行くとしてじゃ。
リオン、魔力がないなどと言っておったくせにあるではないか」
「俺に魔力があ、る…?」
「そうじゃ。
何かと面倒な封印が幾数個かけられてはいるがな。
障りだけでも解いてやろう。
我と契約したんじゃ、例え少量でも魔力があったほうが良い。
…ほれ」
この瞬間、俺の中でバキンと何かが壊れる音がした気がする。
「うむ、たった1つ解いただけで、この量か。
流石は我が夫じゃの」
ティアはニコッと笑った。
……正直、その笑顔は反則だ。
心臓に悪い。
いつの間にか俺はティアの人外の美しさの虜になっていた。
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