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「やあ、待っていましたよ、リオンくん。
そして、フェイト様」
部屋に入った途端、部屋の奥の方………目の前の敷居の向こう側から声が響いてくる。
と、ここでイヤリングが光り、ティアが出てくる。
ついでに今日は赤い着物だ。
「久しいのおぅ~、シャフトぼーや。
元気にしておったか?」
「はい、バリバリに元気です。
と、それよりリオンくんもフェイト様も奥へ」
理事長?に促され、ティアは奥に歩を進める。
吊られて俺も同じく部屋の俺へと歩いていく。
敷居の横を通り抜け、そこに置かれてあった…何かこう正に校長や理事長が使っていそうな横に長い机の前で立ち止まる。
反対向いている椅子には誰かが座っている(頭がはみ出てるから)。
椅子はクルッと回り、こちらを向いたと思ったら、止まらずにもう一周し、こちらを向いて静止する。
椅子には微笑んでいるどう見ても二十代前半にしか見えない男性が腰掛けていた。
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