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「フェイト様、本当にお久しぶりです。
そして、リオンくんは初めましてだね。
私の名前はシャフト・ラグジール。
見ての通り、ここラグジール魔導学院の理事長をしているよ。
まあ、私は他の国を回って、才能のある子を無条件でこの学院に入学とかさせているから、基本ここにはいないかな?
サボりたい時にでもこの理事長室を使うと良いよ」
………見かけといい、今の発言といい、あんまし理事長って感じがしないな。
威厳がないとは言わないけど、何というか…理事長というより、担任の教師みたいな感じがする。
「シャフトぼーやが理事長とは、流石の我も知った時は驚いたぞ」
「ですね。
私でさえ、今自分がここにいていいのか、と思ってしまう時があるくらいですからね」
2人は談笑している。
蚊帳の外って、やっぱり辛いね。
「うむ。
では、シャフト。
リオンへの説明を頼む」
「もちろんですとも」
理事長はにこやかな顔をこちらへ向けた。
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