学院 ~Great Uproar High School~

5/23
前へ
/685ページ
次へ
「───と、言われても説明する事も説明出来る事も殆どないですけどね」 ハハハと理事長は笑う。 この人、どう考えても普通の二十代前半の人だよね。 「まず、リオンくん。 君を我が校の特待生として迎える。 今、言える事はそれだけかな?」 「今、言える事」って事は、今は言えない事があるって事か。 にしても、ここは普通「迎える」じゃなくて「迎えたい」じゃないのか? ……けど、俺に拒否権はないんだろうな。 「何だ、それだけだったのか。 なら、別に我がしても良かったのおぅ~」 「いえ。 フェイト様のお手を煩わせる訳にはいきませんから」 やはり、理事長はニコニコと笑顔を崩さすに言った。
/685ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34172人が本棚に入れています
本棚に追加