誕生日

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辺り一面暗くなりかけた頃窓から声が聞こえた。窓を覗くと陸が手を振って行くぞ!と言ってる。 私は頷き玄関を出た。 「うぅ~寒い!!こんな寒いのに何で河原?」 私はブルブル震えながら陸に言った。 「まぁ~いいじゃん?たまには寒空の星を観るのもさ」 そういいながら寒いのに爽やかな笑顔をする姿を見て少し心の中が暖かくなった気がした。 でも寒いものは寒いもので結局、陸の部屋に行く事になった。 陸の部屋は朝振り。 「今暖かい物持ってくるわ。 たっく~可愛い息子の誕生日なのに誰もいねぇ~」 とブツブツいいながらキッチンでお湯を沸かしていた。 私はそれまでの間辺りを見渡して、面白い物がないかとウロウロした
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