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「隙ありだ!菊エ門」霧ノ介が一喝した。
「なにが剣客だい!この隙だらけ剣客が、キャハハハッ!」夜叉姫は腹を抱えて、大笑いした。
「うぬっ!このくの一が!」菊エ門は、落とした竹刀を拾い、夜叉姫に竹刀を向けた。
「おやおや、アタシとやる気かい?アタシの攻撃は、霧様より痛いよ!」夜叉姫は身構えた。
「止さぬか!二人とも!お前達は口を開けば喧嘩ばかりではないか。」霧ノ介は呆れ果てた。
「このくの一が生意気なんですよ!」菊エ門は夜叉姫を指差しながら言った。
「なんだい、この未熟者が!」夜叉姫も負けじと菊エ門に言った。
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