3952人が本棚に入れています
本棚に追加
笑い声の主がどうしても気になり、涙を拭い声がした方へと視線をやった。
そこで目にしたものは、汚いものを見るかのような目で、俺を睨みつける西村の姿があった。
なんだよ、その目?
影で毎日のように俺を殴り続け、嘘をでっち上げクラスメートが見ている目の前でさらし者にした。
そこまでしても、まだ満足出来ないのか?
腸が煮えくり返る思いだった。
こんなやつ、こんな奴……、死んでしまえ。やり場のない怒りだけが込み上げてくる。
最初のコメントを投稿しよう!