第1章:忌まわしき記憶~始まり~

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俺の怒鳴り声に教室内は、一瞬静まり返った。が、次の瞬間クラスメート全員の視線が更に冷たく俺に向けられた。 「神崎、お前自分が何言ってるのか分かってる?」 「西村君が、そんな事するわけないじゃん!!」 「この嘘つき野郎……」 周りにいる奴らが更に激しく罵倒し俺を責め立てる。 なんで、信じてくれないんだよ。嘘を付いてるのは西村の方なのに…… 「神崎君、西村君に謝りなよ!!」 根暗な奴までが俺を責める。この教室には、俺の事を信じてくれる奴なんて誰もいない。 これは夢? 悪夢なら今すぐ覚めてほしい。
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