第1章:忌まわしき記憶~始まり~

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毎日の様に、下ばかり向き日々の生活を送っていた。顔を正面に向けて歩く事が出来ない情けない存在、それが今の俺だ。 周りからは楽しそうな笑い声が聞こえてくるが、俺には友達と呼べる人も居ない。 学校生活では、イジメにあい、家に帰れば両親ともに勉強しろ勉強しろと、五月蝿く言われ毎日のように叱られていた。 頭も悪い、外見も最低、根暗で友達も居ない。 楽しいことなんて何一つない。 笑顔ってなんだよ? 誰でもいい、その言葉の意味を教えてくれ……。
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