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………………
「ねぇ駅前に新しく出来た喫茶店知ってる?」
「え、知らないよ」
「なら今から一緒に行こうよ!!」
「ダメだよ。今から塾あるんだもん」
「えぇぇちょっとぐらいいいじゃん!!ね、ちょっとだけだから」
「塾に遅れるからパス」
「ぶぅーケチ。ならあたし一人で行っちゃうからいいもんね!!それに…そんなに夜中まで塾で勉強ばっかりしてたら、いつか後ろからヤられちゃうよ?」
「へ?何をヤられるのさ?」
「はははっじゃまた明日ね!!」
「え、ちょっと待ってよ!!気になるじゃない!!」
「またねぇー」
「あ、もう」
「まったくさっきの意味がわかんないからちょっと怖いじゃない…」
私はさっきの言葉の意味がわからなかった。
けど、なんか怖くなったから早めに家路に着くことにした。
「ま、何があってもまだ明るいから大丈夫よね」
電灯も付いてるし太陽もまだ沈みかけで明るいし。時間だってまだ七時半だもん。
それに人だってまだいる。
「まったくもうすぐ試験なんだから勉強するのは当たり前のことじゃない!」
「あれ、今日は早いんだね」
ゾクッ
「え…誰!?」
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