一章:出逢いはフトした瞬間帰り道の交差点で

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「母さん何でモット早く起こさないんだよ~」 母「あらあら、昨日遅くまでルアーの調整してたのは誰かしらね~??」   母さんは気色の悪い笑顔で言った。   食卓の上には米とソバとカルボナーラがそれぞれ四人分並んでいる。 (麺類 米 麺類って何だよ!!) と、口からでようとした瞬間、母さんが松田聖子の赤いスイートピーを口ずさんでいるのに気付いて言葉を飲み込んだ。   こんな時の母さんには何を言っても無駄だ… なんかのスイッチが入ってる。
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