オタク副委員長、冒頭

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頑張ろうとはいえ、この時点で私がオタクであることは既に知れ渡っていたので素直に指示を聞いてくれるわけがなかった。「静かにしいや!」 「副委員長やからって偉そうにすんなっ!」 私と一緒に委員長になったのは真面目でクラスメートからの信頼も厚い人だった。 でも彼は注意など当たり前の事ができないという欠点があった。 「うちの委員長ホンマアカンわぁ」 友達にそう愚痴ると誰からもこう返ってきた。 「せやけどイケメンやん(はぁと)」 彼は二次元好きな私にはわからないが、イケメンだったらしい。
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