夏の思い出…

6/32
前へ
/181ページ
次へ
 満たされたお腹が苦しい…ふと見ると人集り…何か言い合いが聞こえる…  「忠道ぃ!ふざけんな!いつ俺がナンパしたよ!」  忠道と呼ばれた青年が言い返す…  「したよ!一馬!この目と耳でしっかり確かめたからね!言いがかりなんて!心外だね!」  一触即発の空気が流れる…二人の拳が上がる…二人の拳は互いの顎にヒットする…しばらくその状態が続く…二人は静かに倒れる…ダブルノックアウト…試合終了…  この街のお騒がせコンビの斎藤一馬と松原忠道…二人仲良く運ばれていった…   同じ大学の同級生なのだが話した事はない…二人の喧嘩は毎回見てるが…  「まぁ…障らぬ神に祟り無しだ…」  自然と足がとある場所に向く…一件のバーだった…
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加