プロローグ…

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 ばったりとお互いの顔が近づく…驚き飛び退いた二人の後ろでテーブルや椅子が舞う…  ヴァールハイトとパーフュームが笑い転げている…九郎とローザの頭に過った言葉…  『殺す!』  だった…  後ろの二人を互いに睨み付け立ち上がる…  「ゴメン…大丈夫?」  先に立ち上がった九郎が手を差し出す…  「あ!ええ…大丈夫よ…まったく!頭にくる!」  九郎の手を取り立ち上がるローザ…  「お互い友達で苦労してるみたいだね…」  しばらく見つめ合う二人…  「もぉしもぉしぃ?よろしいでょうかぁ?」  九郎の肩にヴァールハイトの重みが伝わる…
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