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「ご無礼申し上げてすみませんでした‼」
アタシは流石にヤバくね?って思って大きく頭を下げた。
「クククッ…お前面白れぇな。名前なんて言うんだ?」
「あっ、山本絋[ヤマモト ヒロ]って言います!」
「絋…な。よろしく。あっ、そういえば体育館だっけ?案内しようか?」
…何っ!真山様に案内をさせるだと⁉
「いや…結構です。」
「でも…分かんねぇんだろ?」
うっ…。
「連れてってやるって。」
そう真山様は言い、アタシの手をひっぱっていった。
「あのさ、俺の事“真山様”って言うのやめてくんねぇ?“涼”でいいから。」
「いやっ…真山様は真山様ですk「俺の言う事が聞けねぇの?」
うっ…そう言われて断れるヤツが居たら見てみてぇな。
「…はい、涼“先輩”!」
「先輩…まぁいいか。つーか着いたぞ!時間もやべぇし早く行ってこい!」
「はい、ありがとうございます、涼先輩!」
絋は涼にニコッと笑いかけてから体育館に入っていった。
「…山本絋…な。」
そう涼が呟いた事も知らずに。
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