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僕はこの時、事実なのに嘘をつかなきゃいけないという苦しさを小学校3年生にして初めて経験したのを覚えています
。
しかし、事実も書けない・書きたくない…
嘘で作りあげた母としても書きたくない…
嘘で書いてしまえば余計淋しくなり自分が惨めになってしまう…
僕にはわかっていました。
辛かったです……………
そして宿題をなんとか提出することができ少しホッとしていました。
それから2週間くらいたったある日…
学校で帰りの会をしていた時の出来事でした…
先生が、
「この前みんなに書いてもらった作文を次の授業参観日に発表してもらいます!」
と言い、僕は嘘を書いた事での怖さが急に込み上げてきて少し震えてしまいました…
その帰り道僕は、また悩んで帰る事になってしまいました。僕はまた家の玄関まで来ると足が止まってしまいました。
僕はどうしたらいいのか母に聞く事もできませんでした…
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