幼少時代と母

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そんな中黙って僕はご飯を食べていると兄が母に、 「ママ、このハンバーグおいしいね!」 と声を掛けると、 「けんちゃんの好きなハンバーグだもん!ママが一生懸命作ったのよ!」 と、ニコリと笑顔で兄には答えていました。父もそんな兄に、 「良かったな!けん!」 と兄に声を掛けて食べていました。僕は、 「ママの作ってくれたハンバーグ僕も大好きだよ」 と言ったら、 「さっき言った事忘れたの?黙って食べなさい!」 とまた突き放されるかのように言われました… 僕はうつむきながらそのまま一言も喋らずご飯を食べた。
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