第2の呪い

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5人は仲が良かったため、真奈美が和也を好きだという事は、もちろん皆知っていた。 『嘘でしょ…?皆して…からかわないでよ……』 真奈美の頭が真っ白になる。 (和也が…死んだ?昨日まで普通に学校来てたじゃん…) 『嘘じゃねーよ…』 伸二が呟く。 真奈美に、和也の死をどう説明しようか皆で考えたが、率直に伝える事にした。 『まだ…あたし和也に何も伝えてないよ…?』 真奈美は、伸二の瞳を見つめた。 伸二は、真奈美の瞳を見つめる事が、辛くて出来なかった。 『…チェンメなの?呪いのせいで和也は死んだの?』 真奈美の質問に対し、裕介が力無く頷いた。 真奈美は、声をしゃくりあげながら泣いた。 その声は、静寂な教室中に響き渡った。 (和也を返して…) 悔しくて、真奈美の心は張り裂けそうだった。 ―ただ泣く事しか出来ないの…? そう考えていたら、伸二が口を開いた。 『なぁ…呪いで人が死ぬなんてありえねぇよなぁ!?もし…それが本当なら…俺、マジ許さねぇ…』 伸二に続いて由紀が口を開く。 『あたしも許せない…』 そして真奈美が口を開いた。 『呪い…終わらせよう』
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