第2の呪い

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和也の死をただ黙って見過ごす事が嫌だった。 4人は“復讐計画”を立てる事にした。 …だが、呪いのチェンメについての情報があまりなかったため、まずは手分けして情報を集める事にした。 真奈美と裕介は図書室へ。 由紀と伸二は視聴覚室へと向かった。 『ねぇ、裕介…』 図書室へ向かっている途中、真奈美が裕介に質問をした。 『裕介はさぁ…和也に呪いのチェンメが送られてきた事知ってたの?』 真奈美の質問に対し、裕介は少し戸惑った。 『………うん、知ってたよ』 『なんで…教えてくれなかったの?』 戸惑う祐介を尻目に、真奈美は次々と質問攻めをした。 『…ごめん……』 裕介は、俯きながら小さく謝った。 『……なんか空気重くなっちゃったね。図書室で情報集まるといいね』 真奈美は、気を遣って明るく振る舞った。 『無理…すんなよ……』 裕介には、真奈美が空元気だという事がすぐに解った。 裕介は、ずっと真奈美に片想いをしていた。 真奈美が和也を好きだと知っていたが、裕介は人知れず真奈美を想い続けていた。 『裕介……あたし…和也がいないと無理だ……』 そう言って、真奈美は廊下で泣き崩れた。
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