部屋

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「いないのか、」 片手に粗品をもったまま 自分の部屋に入った と ♪~♪~ 電話がかかってきた 「電話、電話~あった。」 「はい、ダイスケですけど」 『あ。ダイスケ?』 声からして若い男だ 「はい、」 『テツヤは?』 勘違いをしているのだろうか テツヤと言う男は 前に住んでいた奴だろうか 「いや、ここは俺の、」 ブツッ 電話が切れた 間違い電話をしたと 気付いたのだろうか 少しため息を吐き マンションの大家さんに あいさつをしに行くことにした 「こんにちわ、今日からお世話になります、」 『あ~はいはい聞いてます』 「よろしくお願いします」 『よろしくねえ』 大家さんは以外に 優しい40代くらいの 主婦だった これから新しい生活が 自分をまっている 心が浮きそうなくらい 嬉しかった
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