曇り空

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病院の外。 ベンチに座っているサキト。 ボ「はい。」 ジュースをサキトに渡すボタン。 サ「…どうも」 ボタンにっこり笑うと、サキトの横に腰掛ける。 空は曇りがかっていていい天気だとはいない。 でもたまに差し込む太陽の光がすごく心地よい。 ボ「…大変だね…サキト君…」 サ「…あんたも大変だったんだな…」 ジュースの栓を開けて飲むサキト。 ボ「…昔…はねっ…でも今は…こうゆう風に自由に歩けるから…外に出られて楽しいよ。健康っていいね。」 ボタンもジュースの栓を開けようとするが力が無くて苦戦している。 サキト、ボタンからジュースを取ると、開けてあげる。 サ「普通じゃね?」 サキト、ボタンに開けたジュースを渡す。 ボ「ありがとぉ。…ずっと病院にいた私たちにとったら自由に走ったり遊んだりするのはすごいことなんだよ?」 サキトに笑いかけるボタン。
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