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病院の個室。
長いテーブルを挟み、医者とサキトの家族が座っている。
母「…先生…アメナの病気は…?」
医「…残念ながら…まだ何も分かっていません…今は薬のおかげで熱は下がりましたが…いつ危険な状態に戻るか…」
サ「…」
ガタッ…
立ち上がり部屋を出ていくサキト…
病気内を1人、ムシャクシャしながら歩いているサキト。
「サキト君!!!!」
近づいてきたのは看護士のクキ。
サ「クキさん…」
サキトの表情は優れない。
ク「せっかくの男前が台無しよ!!ほらっ!!」
バチン!!!!
クキ、容赦なくサキトの背中を叩く。
サ「痛っ~!!!!」
あまりの痛みにうずくまるサキト。
中高年の力はハンパないと学んだ瞬間であった…
ク「アメナちゃんわちゃんと治るから…先生も私たちも諦めないから安心して…」
サ「…はい…」
サキトの表情はまだ暗い。
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