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ク「サキト君。この病院の子なんだけど、あと1年しか生きれない子がいたの…でもね…その子、奇跡的に回復して今じゃ普通の子どものように暮らしてるのよ…」
サ「…生きてるんですか?今も?」
ク「そうよ。心臓が弱くてずっと寝たきりだったのが、今わ嘘みたいにピンピンしてるわ…」
サキト、クキの話に驚き目を丸くする。
ク「何が起こるかわからないのよ?人の体って……苦しんでる人に対して私達が出来ることは限られているけど、その人の体を案じることはいくらでもできる…」
ポン…
サキトの肩を叩き優しく笑うクキ。
ク「信じてあげて…必ず良くなるって…」
サ「はい。」
「クキさ~ん!!!!」
遠くから公園にいた女のこが走ってくる。
ク「ボタン!?あなたもう走っても平気なの!?」
ボ「うん。大丈夫。」
にっこり笑うボタン。
サ「…あんた…さっき公園にいたっ…」
ク「サキト君。この子よ。さっき話してた…」
ボタン、サキトの存在に気づき慌てて自己紹介をする。
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