居候と忌まわしい記憶。
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そう、俺は所詮行き場を失ったただの野良犬。 子供の頃からこの髪のせいでみんなに恐れられて 仲間外れにされていた。 いや。髪のせいだけではないだろう。 その鬼神のごとき剣さばき。子供とは思えない血に飢えたその紅い瞳。 全てが人間が人間という存在とかけはなれていた。
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