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『…っつう。電流走ったわ、マジ…』
その人は顔を上げた。あっ、3年の小林先輩じゃん!
すごいヤンキーじゃないけど、ヤンキーグループとは仲良くて、割りと目立つ先輩だった。
『大丈夫ですか?!』
あまり人見知りしない美由紀が話しかけた。
『…これくらい大丈夫。お前ら1年?もうチャイム鳴るぞ?』
『あっ!』
私も美由紀も慌てた!体育館にダッシュしなくちゃ。ギリギリだぁ!
『じゃ行きますっ!でも小林先輩!私ら2年ですっ』
美由紀が先輩に言った。
『あっ、マジ?!ちっせ~なっお前ら』
『え~!ひどいっ(笑)ね、遙香!』
『…っていうか遅れるよ、美由紀!』
『じゃあ失礼します先輩!』
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