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『中井割りとイケてると私は思うけどなぁ。やたら遙香にちょっかいかけてくるし、もうじき何か言ってくるかもよ?!(笑)でも遙香の好みの問題もあるよね!じゃ遙香、まだ好きな人いないの?』
直球投げてくるな。美由紀…。ええい、美由紀には言っちゃえ!
『う~ん…いる、よ…。』
!
言っちゃった…!美由紀ならいいよね…。
『マジ?!誰さ~?。私の知ってる人?さあ、美由紀に言ってみなさい!っていうか言えよなっ!』
凄まれたし…。
コワイ美由紀…(笑)
『あのね…』
誰もいない放課後の教室。なのに私は声をひそめて、美由紀の耳元へ。
『3年の小林先輩…が好きかも。』
うわ、親友の美由紀に言うのもやっぱり恥ずかしい…。
『マジで?!先週、先輩が非常階段から落ちてきて、私らちょっと喋ったじゃん?それから好きになったとか?』
『…そう。変かな…?だってあの時流れてたオレンジレンジの花と先輩の姿が頭から離れないんだもん…』
『うっわ~!マジで?奥手の遙香が男を好きになったってことが私は嬉しい!やったー!遙香と恋バナできるぅ~』
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