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HOPE
あの頃の僕と君は
どんなだったっけ
考えても 考えても
答えは一つしかなかった
いつもの学校帰り
恋人達は手を繋ぐ
その光景さえ
辛くて目を背けてしまう
君が居なくなってから
どれ程の月日が流れただろう
季節が巡り
移り変わっていくように
僕もいつか
君に辿り着ける日が来るのかな
君と僕が出会った頃に
戻れるなら戻してよ
隣で笑う君を優しく包んで
今度は絶対離さないから
君を死なせるものなんて
すべて捨ててあげるから
だから戻って来て
ここにおいで
君に吹き付ける風でさえ
邪険に感じてしまうから
移り変わる季節は
僕を無視して回り続ける
僕は止まって欲しいと願う
その想いを無視して
何もないかのごとく回り続ける
儚い人生の中で
僕は今 何が出来るだろう
今の僕は間違ってるのかな
分かってるよ
君が戻って来ない事ぐらい
でも認めたくなかった
君だけが
僕の たった一人の 恋人だから
でもいつか
僕が君に会った時
胸を張って人生を語れるくらい
でっかくなるから
それまでは 君の分まで
生き続けるから
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