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しばらく本音を言い合っていると、シャドウが呼びに来る。
『主達よ、上せるぞ。』
「「はーい」」
シャドウに短い返事を返し、俺達は湯船から上がる。
身体を拭き、頭を拭いて花のベッドがある場所に向かう。
「そろそろ寝よか…。」
「うぬ…。」
襲ってくる睡魔に逆らえず、俺達は眠ることにした。
寝ながらカイトと話をするのも既に日課となっていた。
「明日からやな…」
「うん…。」
お互いに言いたい事は分かっている。
だから言わないのも。
嫌だ嫌だと言っても、結局帰らないといけないし。
「…明日から、またつかれが…」
「うん…ごめんなぁかいと…」
「べつにええ…でぃるやから…」
「ありが…と、なぁ…」
「う…」
それだけ言うと、俺達は意識を手放した。
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