試験

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知らない人達とのチーム戦なので、自己紹介だけしておく。 「俺はディル。 かじった程度の双剣と双銃士だよ。 よろしくねー♪」 ヘラヘラと簡単な自己紹介をする。 アラミンから聞いているらしく、先輩達は笑顔で握手してくれた。 「カイトや。 槍使いの中距離、よろしゅうに♪」 同じように自己紹介して握手を交わす。 先輩の中にも槍使いが居るらしい。 「リディアと申します。 補助魔術師ですわ。 宜しくお願い致します。」 貴族の振る舞いでローブの裾を持ち上げると、それにつられて貴族の対応をする。 「アイルって呼ばれてます。 一応…魔術師です!!」 キラキラと輝く笑顔。 つられて先輩達も笑顔になっていた。 「カレナです。 格闘家で、魔術は…少しっ。 宜しくお願いします♪」 女の格闘家が珍しいのか、先輩達は関心したように声を出して握手をする。 「じゃ次はオレたちだな!! 俺はアラム…アラミンだ。 魔導剣士だ!!」 アラミンは知っているが、一応握手を交わしておく。 「あたしはリース。 カイトと同じ槍使いだよ。 宜しくな、カイト。」 黒い長い髪を一つにまとめている先輩、リースは槍を構える。 カイトはヒュウ♪と口笛を吹いた。 「私はレナード。 錬金術師だ。」 ここで俺達の中に居ない属種が出てきた。 ファルスと相性が良さそうだなぁ。 この男の人も『土属性』なんだろうか? 茶髪の先輩は、錬金術に使うのだろうか…杖を取り出してそれを一振りした。 キラキラと何かが光ってた。 「わたしはイリス。 一応、魔術師よ。」 淡いピンクの長い髪をした女の先輩。 魔術師、と聞いて俺とアイルの肩がピクリと反応した。 「俺はイルカ。 カレナと同じ格闘家だ!! 女の子でも手加減はしない!!」 水色の髪をした先輩は、カレナにそう言って拳を構える。 カレナも手加減されるのは嫌だろう。 「こんな感じだな!! しっかし参ったな…こっちは補助魔術師が居なくて錬金術師だし…。」
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