恋をした。

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  紫乃 『おはザマス!おはザマス!』 藍子 『おはよう…朝からやる気ナッシング …でも頑張るザマス!』 文紀 『おはよう…。朝から2人とも元気だね。』 いつも同じ時間に団地の前で待ち合わせ。 それから一緒に登校する。 小学生の頃から変わらない風景。 藍子 『ちょっと!文紀おかしくない? なんかオカシイザマス!』 紫乃 『えっ?いつもと変わらんよ。 つか、どうせ寝不足だべ? 深夜にエロい映画でも観てたんじゃね?』 藍子 『ウケる!紫乃ちゃん。文紀はエロザマス!』 私は、2人の会話なんてあんまり聞いてなかったよ。 だって、昨日の橘君の顔が目に焼き付いて、 寝ても覚めてもその顔が頭から離れなかったから……。
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