恋をした。

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  私は、何日も斜め前の 橘君を見ていたよ。 花ちゃんに優しい顔で笑ったり、 真剣に黒板を見る顔、 時々…机の下で花ちゃんと 手を繋いでた。 毎日同じようで、毎日違う橘君。 藍子 『文紀、最近オカシイザマス! てか、なんかあったの?私に話してみるザマス!』 文紀 『ううん。何にもないよ。 ただ部活で疲れてるだけだよ。』 藍子 『どうも臭うザマス! てか、今日は私の初ライブザマス! 絶対に来ないと暴れるザマス!』 文紀 『行くダワサ!レッツラゴー! つか、藍ちゃん勉強しないと、 ママンに怒られない?大丈夫?』 藍子 『大丈夫ザマス!なぜなら! なんと紫乃ちゃんにやまかけして頂くザマス! 当たるザマス! テストが悪かったら、全部紫乃ちゃんのせいザマス!』 文紀 『……。』 藍子 『だから、紫乃ちゃんには ライブチケットあげたザマス! 文紀は自分で買いなさい! これは、ライオンの試練ザマス! 崖から子供を突き落とす 親ライオン気持ちザマス! アンダースタンド?』 文紀 『なんか変じゃない?』 藍子 『苦情は受け付けないザマス。 充電するザマス!おやすみなさいませ。女王様。』
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