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2月4日、刑が確定した。1年2か月の実刑判決。2年の執行猶予分と併せて、3年2か月の懲役が始まった。
鹿児島拘置所は、2階が拘置区で、3階は刑務所として使われている。本当は、懲役が確定したら、即、刑務所行きなのだが、刑務所も過収容で空きがない為、ここで順番待ちをするのだ。
刑が確定するまで、拘置区に4か月。逮捕から8か月目にして、ようやく出所に向けてのカウントダウンが始まった。
まずは還房着(かんぼうぎ)と呼ばれる、グレーの上下に着替える。これが刑務所内での普段着になる。警務官が立ち代わり入れ替わりやってきて、いろんな説明をして行く。出せる手紙の数、出せる相手の審査、出所まで預かられる私物のリストなどなど。とてもじゃないが一度に覚えきれるもんじゃない。
九州だと、初めて刑務所に行く人は、大分刑務所になる。明日からここで、大分行きの日まで作業が始まる。目的をもって作業に打ち込めることが、楽しみでしかたなかった。
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