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「鬼が来たぞ~‼」
「女、子供を先に逃がせ~‼」
「男どもは少しでも村を、食料を守るんだぁ~‼」
村の端で見張りをしていた若者から、鬼が来たことを聞いた村の人々は大変慌て、脅え、恐怖に震えながらも村を守ろうと必死でした。
「うん?鬼達の中に人間の若者が一人居るぞ‼」
高い木の上で見張りをしていた男が桃太郎に気付き、村人に知らせました。
「可哀想に、きっとどこかの村から拐われたに違いない」
「どうにかして、あの若者を助けてやろう‼」
「作物はまた頑張って作ればええ、でもあの若者の命は一つじゃ。まずはあの若者を助けよう」
と言う村長さんの考えに村人も賛同し、村人達は桃太郎を先に助けることにしました。
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