第一章

10/10
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「ほ、ほんと……?」 『うん』 涙が出てきそう 嬉しい 『あ、でも条件』 「……何?」 『…俺…迷惑かけたくないから 龍とか高島には 言わんといてほしいんだけど…』 「ん、わかった!」 『…じゃ、お願いします…』 「お願いします」 『……そういやさ 俺、明後日誕生日なんだけど …ちょっと友達と遊んでから でいいなら……… 会えるけど…会う…?』 「いいの!?」 『うん』 「じゃ、会う」 『わかった じゃあ3時頃ね』 「はーい」 『バイバイ』 「バイバイ!!」 受話器を置いたあと うちはそこからしばらく 動けなかった 嬉しかった なんでもできそうな気がした 大好き 大好きだよ ━━━━━ ━
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!