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やつれて、黒くくすみ、線香臭い私に対して、同僚達が私にとる態度が変質してきた。
皆顔を伏せ、おはようもありがとうもさよならも言わなくなり、仕事がうまく私のところに回ってこなくなった。
そうして、自分が昼食をトイレの個室でばさばさのツナマヨネーズのおにぎりをかじるようになったとき、ようやく私は、会話の無い寂しさを感じて、
皮を被った。
厚い、私によく似た、愛想のいい皮だ。
その皮を頭から被っていれば、表明は穏やかな笑みを浮かべているので、人々は警戒を解き、普通に接してくれる。それに私自身も無闇な刺激を感じなくて済む。
大変重宝なものではあるが、いささか、重い。
肩は何かに取り付かれているかのようにしなり、
張るし、
腰も軋んで、ぎいぎい言う
でも、居場所ない苦しさよりはましなので、足を引きずりながら、私は皮を被る生活を送っていた。
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