401人が本棚に入れています
本棚に追加
/315ページ
どっちの音かわからないけど
どっちかが倒れた音がしたので
総悟くんが立ってるようにって祈りながら
ゆっくり目をあけたんです
「…大丈夫?」
目の前には
総悟くんが
何もなかったように
立ってたんです
「あ、ありがとうございます!!」
「ここら辺、ああいうのよくいるから気をつけて下せぇ」
「し、知りませんでした;本当にありがとうございました」
「じゃ、気をつけて帰りな」
「は、はい!!」
そういって彼は
立ち去っていきました
そこで
ふと気がついたんです
総悟くんは
学校の方向に向かって
歩いていったんです
あれ?
学校に何か用ですかね?
きっと
こっちにくる用があったんですね
…でも
学校が終わったばっかりですよね
サボってたんでしょうか
いや
総悟くんにかぎって
そんなことはありませんよね!!
総悟くんの姿が見えなくなったので
あたしは家に向かいました
その日から
あたしの中には
沖田総悟くんという存在が大きくなり
いつの間にか
好きになってしまってました
.
最初のコメントを投稿しよう!