未来さま.<沖田夢>

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  あたしはもう 心臓のドキドキが 聞こえなくなるように 抑えるので必死で 委員長の話なんて 聞いてませんでした;     「3年生はAとC組、BとD組、EとZ組の当番にします」     ああああ!! 心臓止まってくださいぃ!!; 聞こえてしまいますぅ!!;     「未来!あたし等Z組とだってよ☆よかったね♪」   「Z組ですか…どうせならやっぱりZ組とがよかっ…って、ええぇぇ!?」   「どうしました?」   「あ、いえ、何でもないです;すみません;」     あたし 叫んでしまいました!! 恥ずかしいです!!   まさかZ組と…!!!     「では、始めてください」     あわわっ…;   目の前に 総悟くんが!!   今きっとあたし 顔が真っ赤ですよ!! 恥ずかしいです!!     「お前等は何曜日がいい?」   「あたしは何曜日でもいいよ♪」   「総悟は?」   「オレもいつでもいいでさァ。っていうか、何で土方コノヤローが仕切ってんでさァ」   「うるせぇぇ!!誰だっていいだろぉぉ!!」   「土方コノヤロー、うるさい」   「やんのかコラァァ!!」   「まあまあ;土方くんも沖田くんも落ち着いて;」   「ちっ…悪かったなァ」   「せっかく土方コノヤローを消せるチャンスだったのに」   「っておいィィ!!」     凄いです 廊下でたまに聞いたり 授業中に聞こえてくる 二人の喧嘩を 目の前でやってます!!     「んで、あんたはどうなんだ?」   「はいっ?!あ、あたしですか!!あたしもいつでもいいでしゅっ」   「未来、しゅって;赤ちゃん言葉…;」     はわわわっ; やってしまいました!! 緊張しすぎて 言葉がなんだかわからなくなってしまいました!!   不覚です… 好きな人の前で かむなんて…;     「可愛いじゃねえですかァ」           .
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