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「ふぁ~…あれ?ジンさんは?」
周りを見渡すがジンの姿は見えない。
「起きれる…探してみようーっと」
立ち上がり置き手紙と朝食を見つける。
「何これ…ゴミ?」
どう見ても食べ物には見えないし上手く表現できたとしても
「ど、泥団子?かなこれ…むしろカビにも見えなくも無いし…」
勿論食すことは控えた。
「食中りで死ぬなんてみんなに申し訳無いわ」
ちなみに手紙によると少し外を見て来ると書いてあった。
「そういえばここ…どこなんだろう?」
外に出ると太陽の光が眩しく光っていた。
「見覚えは無いわね…まさかだとは思うけど…って」
その対象を見た瞬間に足がすくんだ。
「ら、ららららランポスだ~」
実際に見るのは初めてだが今まで何度も父親から話には聞いていた。
肉食竜…名の通り他の草食モンスターや時には人間も襲う。
「あっ!き、きききき気づかれた!」
尻餅をついて慌てふためいて小屋に入る。
「そうだ!隠れちゃだめなんだ!」
ランポスは集団で行動し1体に見つかればあっという間に集まってくる。
「戦わなきゃ…倒さなきゃ…まだ私は死ねないもん」
とわ言っても子供の自分が力で対抗出来るとは到底思え無い。
「何か、何か私にも使える物…」
ふと見たのは無造作に置いてあるヘビィボウガンだった。
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