23人が本棚に入れています
本棚に追加
「うっ、他の武器よりは今の私にぴったりなんだけど…」
7歳の女の子が撃つどころか構えることも出来ない程重いのだ。
「何か、支えになるものは?」
見渡せばちょうどよくさほど高く無い台があった。その上にヘビィボウガンを開くと台に置いて自分は壁に背中を付けた。
「この弾使えるのかな?」
まだ使えるのか分からないぐらい錆び付いた弾であったが今これを使わなければ自分は生きらんないと心に決めて取り付け重たいトリガーを引く。
「ふぐっはっあ~あっ!出来た」
すぐさま目の前に接近してきたランポスに向けて撃つ。
「痛い、でも!」
反動がまともに自分の体を突き抜けるが気にせず打ち続ける。
「まだ、まだよ…せーのっ!よし!」
次々と撃ってリロードを繰り返していると弾の残量が僅かになる。
「次の6発で最後か…」
すると今までのランポスとは明らかに大きさの違うランポスが現れる。
「そんなドスランポスなんて」
すぐさま気持ちを切り替えてリロードし撃つ、最後の1発が当たるとドスランポスはのけぞって後ろに飛ばされた。
「やった!ってまだ生きてる!」
喜びもつかの間でドスランポスは起き上がり向かってくる。
最初のコメントを投稿しよう!