序章

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僕は勇者である。理由は知らない。 どこで決まったのかまるで見当がつかない。 でもちょっと前までは勇者でなかった事だけは記憶している。 僕はここに来てはじめて魔王というものを見た。 しかもあとで聞くとそれは友人というなんとも身近な相手であったようだ。 この友人は元々世界制服のために僕を監視するため人間界に忍び込んだという話である。 しかしその当時は勇者じゃなかったと思うし彼が魔王だとも全く思わなかった。 ただ彼自身も当初はその事に気づいていなかったとの事である。
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