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午前の市内散策は長門と俺、ハルヒの三人で行われていた。
ハルヒいわく、
「私と組むか、古泉君と組むか、有希と私の二人と組むか、どれかね。あ、みくるちゃんは駄目。キョンがデレるから」
どういう理屈なのかは分からないが、そういう理屈らしい。
少し惜しい気持ちがするのは、おそらく俺がまだ疑っているからだろう。
何をかって?そりゃ、ハルヒの心境さ。
「ちょっとキョン!おいてくわよ!」
まぁ、疑ったところで何かがあるわけでもないな。今は市内探索に集中しておこう。
昼になり、当然のように喫茶店へと集まるSOS団。もはや常連といってもいいかもしれない。
昼食時に行っていたくじびきも当然なくなり、午後は俺が古泉と組む事になった。
その顔を見てみればわかるが、どうやらハルヒは自慢がしたいらしい。何かと言うのは、まぁ俺が言うのははばかられる内容だ。
そして、午後の市内探索が始まった。
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