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ああ、この短時間で私は何回叫んだのだろう
某大物コメディアン、お昼番組でおなじみのタ○リさんもびっくりな不思議が私にたった今、現在進行系で我が身に降り注いでいた。
「おばッおばおばおばおばまッ」
若干アメリカに住むあの方が頭をよぎったが、今はそんな場合じゃない。
私の身と床(地面かもしれんが、ええい此処は室内っぽい雰囲気だ)の間にはいつの間にやら、人の体幹と思わしきものがあった。
つまり、なんかを私が押しつぶしてる。
何だコレ何だコレ何だコレ何(ry
こここ怖くて確認できないです。
今チキンて思った奴、問答無用で代われ。
今直ぐに画面をすり抜けて私と交代して下さい。
「人を押し倒してきて、お化けだ幽霊だ、だと?終いには無視かよコラ!」
耳の直ぐ近く、あり得ないくらい至近でお化け様(仮)だと思わしき声があった。
「お化けじゃない?」
「違う、つーかお化けから離れろ」
自分から離れろなのか、お化けというトラウマから離れた会話をするのか、いまいち分からないが、床に肘をつきながら跨るように顔を上げた。
「あの、えっと…どちら様?」
「そうだな、まず上から退け。話はそれからだ」
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